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企業情報 / COMPANY

株式会社Hakuhodo DY ONE

2024年4月、博報堂DYグループのデジタルマーケティング機能を一社に集約する形で発足しました。メディアビジネスを起源とするDAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)と、SEO・運用型広告を起源とするアイレップを統合し、グループの「デジタルコア」を担っています。従業員数は約3,300名(2026年4月時点)、自社DMP「AudienceOne」を保有しています。

#デジタル代理店#博報堂DYグループ#DAC+アイレップ統合#自社DMP保有#AI×広告
取材・編集:丸本 翔一(編集長) 情報の出典:公開情報・編集部の取材ベース
従業員数 3,290名
創業 / 設立 設立:1996年12月 前身のDAC設立)/ 現商号:2024年4月1日(DAC・アイレップ統合による商号変更

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3行でわかる株式会社Hakuhodo DY ONE

2024年4月、博報堂DYグループのデジタルマーケティング機能を集約する「デジタルコア」として発足しました。DAC(メディアビジネス起源)とアイレップ(SEO・運用型広告起源)という異なる強みを持つ2社の統合により、メディア側とクライアント側の知見を一社に持つ構造が特徴です。自社DMP「AudienceOne」(月間4.8億UB)を保有し、2025-2026年にはAI関連の投資を加速させています。設立2年目での社長交代を含め、安定期ではなく変化を加速させている段階にあります。

博報堂DYグループの「デジタル統合」という悲願

Hakuhodo DY ONEの誕生は、博報堂DYグループにとっての悲願でした。

グループのデジタルマーケティング機能は、長らく2つの会社に分かれていました。DAC(1996年設立)はインターネット広告の黎明期からメディアビジネスとアドテクノロジーを手がけてきた企業です。媒体社との取引や広告配信基盤の構築など、メディア側に軸足を置いてきました。一方のアイレップ(1997年設立)は、SEOと運用型広告で実績を積み上げ、広告主の成果最大化というクライアント側に強みを持っていました(出典:公式リリース 2024年3月、ITmedia 2024年3月)。

2024年4月の統合は、博報堂DYグループの中期経営計画に基づき、この2つの知見を一社に集約して「デジタルコア」を形成する目的で行われました(出典:公式リリース 2024年3月)。

同じ時期、デジタル領域の大手各社はそれぞれ異なる方向に力点を置いています。たとえば電通グループの電通デジタルは、自らを「総合デジタルファーム」と定義し、DXやコンサルティングを含む幅広い領域に軸足を広げる方向性を掲げています(出典:電通デジタル公式採用サイト)。一方のHakuhodo DY ONEは、SNS・動画・SEOといった実行領域と、アドテク・データ基盤という技術領域を軸に持ち、そこからフルファネルでの施策提案に幅を広げていくアプローチです。二項対立ではなく、力点の置き方の違いと捉えるのが適切でしょう。

転職検討者にとっての意味は、メディアの仕組みを理解した上でクライアントの課題解決に向き合える環境が一社内に存在することです。そしてHakuhodo DY ONEはグループの「デジタルコア」であり、マス広告を統合する主役ではありません。デジタルを軸に、博報堂やDYメディアパートナーズなどマス機能を持つグループ各社と連携する結節点としての役割を担っています。

国内最大級のデータ基盤「AudienceOne」に関われるという意味

Hakuhodo DY ONEは、自社DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)「AudienceOne」を保有しています。月間4.8億ユニークブラウザ、3.8億超のIDを保有し、約1,400カテゴリの興味関心データを活用しています(出典:公式サイト AudienceOne)。ポストクッキー時代に向けた独自識別子「AudienceOne ID」も展開しています。

デジタル代理店の多くは、Google・Meta等のプラットフォーマーが提供するデータを利用する側に立ちます。これだけの規模のデータ基盤を自社で持つ会社はそう多くありません。

この事実がキャリアの観点で意味するのは、「広告運用」という実行の領域だけでなく、「プロダクト開発」や「データエンジニアリング」側のキャリアパスが社内に存在するということです。データサイエンティストやエンジニアにとって、クライアントの課題解決と自社プロダクトの進化の両方に携われる環境は、デジタル代理店としては限られた構造です。

設立2年目の社長交代と、AI×広告への集中投資

2026年4月、設立からわずか2年で社長が交代しました。初代社長の小坂洋人氏は取締役会長(代表権なし)に退き、北爪宏彰氏が代表取締役社長に就任しています(出典:公式リリース 2026年2月)。

北爪氏は東京大学文学部卒、2003年に博報堂入社後、全社デジタルトランスフォーメーション施策に参画しました。ハーバード・ビジネス・スクールに留学し、2013年にアイレップ(現Hakuhodo DY ONE)に入社。2022年にCRO兼執行役員、2025年に専務執行役員を経て社長に就任しました(出典:公式リリース 2026年2月、Advertimes 2026年2月、日経 2026年2月)。

この人事と並行して、AI関連の投資が加速しています。2025年10月にAIO(AI最適化)研究開発組織「ONE-AIO Lab」を設立(出典:公式リリース 2025年10月)。2026年2月には「Apps in ChatGPT」を活用した独自アプリケーション開発体制を構築しました(出典:公式リリース 2026年2月)。同年4月にはMCP(Model Context Protocol)導入支援を開始し、AIエージェントと業務システムの連携支援に乗り出しています(出典:公式リリース 2026年4月)。6月にはGoogleの次世代広告取引「Buyer Direct」のパートナーとして実証実験を本格始動し、CTR 21.7%改善を実証しています(出典:公式リリース 2026年6月)。

設立2年目での経営交代とAI領域への集中投資は、この会社が安定期に入ったのではなく、統合を経てさらに変化を加速させている段階にあることを示しています。

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年収・待遇

賞与制度
賞与年1回(6月)、昇給年2回(6月・12月)です(出典:リクナビ2026)
福利厚生
  • 博報堂DYグループの福利厚生制度を適用しています(出典:リクナビ2026 / 公式採用サイト)
  • 通勤手当・家族手当あり
  • 育児支援制度(育休取得実績あり)
  • 各種社会保険完備

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採用・選考

中途に求める要件
中途採用はHRMOS(自社採用ページ)を中心に、転職エージェント・dodaなどを通じて募集しています。2026年7月時点で約83件の求人が各媒体合計の参考値として確認できます(出典:HRMOS / doda / リクルートエージェント)。新卒採用はビジネスコース・クリエイティブコース・テクノロジーコースの3コース制です(出典:リクナビ2026)。

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仕事の実態・カルチャー

#デジタルコア #DAC+アイレップ統合 #AI×広告 #Your curiosity will transform digital.

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会社を知る

企業名(正式)
株式会社Hakuhodo DY ONE
ブランド表記
Hakuhodo DY ONE。読み:ハクホウドウディーワイワン。旧社名:D.A.コンソーシアムホールディングス(統合前の持株会社)
PURPOSE
博報堂DYグループの「デジタルコア」として、グループのデジタルマーケティングに関する知見と人材を集約する位置づけです(出典:公式リリース 2024年3月)。
採用タグライン:"Your curiosity will transform digital."(出典:公式採用サイト)
設立
設立:1996年12月(前身のDAC設立)/ 現商号:2024年4月1日(DAC・アイレップ統合による商号変更)
本社所在地
東京都港区赤坂五丁目3番1号 赤坂Bizタワー(2025年1月移転)
資本金
1億円
従業員数
単体:3,290名(2026年4月1日時点)

主要事業

博報堂DYグループのデジタルマーケティング全般に関する企画、コンサルティング、運用・実行を担う「デジタルコア」です。デジタルマーケティングの視点からビジネス・社会に驚きと価値を創出することを掲げています(出典:公式サイト 会社概要)。

事業領域

Data & Technology
データ基盤構築を含むインフラ整備、データ・AI技術ソリューションの提供を担います。自社DMP「AudienceOne」(月間4.8億UB・3.8億超ID)の開発・運営もこの領域に含まれます(出典:公式サイト サービス)
Marketing Communication
生活者起点のインサイトとマーケティングへの深い理解に基づくデジタル広告運用です。検索広告・ディスプレイ広告・SNS広告の運用から統合的なメディアプランニングまでを手がけます(出典:公式サイト サービス)
Transformation
テクノロジーを活用した組織のデジタル対応力の向上、マーケティングDX支援を担います。クライアント企業のデジタル変革を支援する領域です(出典:公式サイト サービス)

代表的なサービス・商品

拠点
本社:東京都港区赤坂五丁目3番1号 赤坂Bizタワー(2025年1月移転)
東京オフィス:東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー
関西支社:大阪府大阪市北区中之島2-3-18 中之島フェスティバルタワー20F
中部支社:愛知県名古屋市中区栄3-3-21 セントライズ栄7F
九州支社:福岡県福岡市中央区天神1-14-18 天神ブリックコロス サウスビル4F
高知オフィス:高知県高知市寺町2-2-9 寺町CENTRO 3F
新潟オフィス:新潟県新潟市中央区東大通2-4-10 日本生命新潟ビル10F
埼玉オペレーションセンター:埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-11-20 大宮JPビルディング13F
(出典:公式サイト 会社概要)

グループ構造

博報堂DYホールディングス 100%子会社です。博報堂DYグループのデジタルマーケティング中核会社として、博報堂やDYメディアパートナーズなどグループ各社のデジタル領域を集約する機能を持っています。

沿革

出来事
1996デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)設立(12月)
1997アイレップ設立
2016DAC・アイレップの株式移転でD.A.コンソーシアムホールディングス設立、東証二部上場(10月)
2018博報堂DYHDの完全子会社化に伴い上場廃止(10月)
2024DAC・アイレップを統合し「Hakuhodo DY ONE」に商号変更(4月1日)
2025本社を赤坂Bizタワーに移転(1月)。クロスボーダーマーケティング支援ブランド「i CROSS BORDER JAPAN」発足(7月)。AIO研究開発組織「ONE-AIO Lab」設立(10月)
2026Almost Japanese子会社化(2月)。北爪宏彰氏が代表取締役社長就任(4月)。MCP導入支援開始。Google Buyer Direct実証実験を本格始動

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関連情報

最終更新日
2026-07-02

本記事は公開情報・編集部の調査をもとに作成しています。数値は出典・確認日付きで記載しています。非上場企業のため、有価証券報告書に基づく平均年収等の開示はありません。情報は2026年7月時点のものであり、最新の状況は公式サイトでご確認ください。

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